✔『ハイキー』な写真とは、適正露出よりも明るい仕上がりにした写真
✔ハイキーな写真=意図的に明るめに仕上げた写真
ハイキーな写真は、これらのようなイメージを与えてくれます
ふわふわした
幻想的な
夢の中のような
清楚な
ハイキーにすると、心が落ち着くような写真として受け取ってもらうことができたり、エモーショナルなイメージを作り上げることができます
ここでは、ハイキーな写真の撮り方、仕上げ方について説明しますので、
- ハイキーでエモい写真を撮りたい!
- ハイキーな明るい幻想的な写真が好き!
- ハイキーでやさしさあふれる写真が撮りたい!
と思っている方はぜひ読み進めていただけると嬉しいです(*^^*)
ハイキーな写真とは
ハイキーな写真は、適正と思われる明るさよりも明るめに仕上げた写真のことを意味します
下の作例を見てもらえるとわかりやすいと思いますが、全体的に明るく、彩度は低めでふわふわした感じに仕上がっていると思います
実際に人の目では、感じることはできないことも写真では表現できるところが、写真の魅力でもあり面白いところですね!
私は、人の目で感じることができない表現=作品性が高いと考えています。
ハイキーな写真はこう撮る
ハイキーな写真を撮る方法としては、2つ
- カメラの露出補正で+1、+2などに上げて撮影をする
- 適正な露出(または、やや明るめ)で撮影して、編集やRAW現像でハイキーに仕上げる
という方法です
私の場合は、その場の感覚を大事にしたい時、編集せずに、ダイレクトにプリントしたいときは、カメラの設定で追い込んで撮影するし、編集で、後からじっくり仕上げたいというときは、適正な露出で撮影しておきます。
カメラの設定のみで撮影するときは、ヒストグラムを確認しながら白飛びに注意して撮影
慣れるまでは適正な露出で撮っておいて、あとで編集する方が無難
(撮影の元データがあれば何度でもやり直しができる)
逆光では被写体が暗くなる?
逆光で撮る、ハイキーな写真はとても幻想的な仕上がりになるのでおすすめなんですが、注意点があるので説明しておきます
例えば、日中の部屋の中で、人物を撮影するとき、光の方にカメラを向けて撮ると、空間は適正な明るさになっても、光を背にしている人物は暗く写ってしまうことがあります
逆光の場面で、人の目は、明るいところ、暗いところを補正して、全体がちょうどいい明るさとして感じることができるようになっています
しかし、カメラからすると、光を背にしている被写体は、光が当たっていない暗いものとして認識してしまうのです
そのため、カメラのヒストグラムを確認したり、白飛び、黒つぶれを教えてくれるカメラの機能を活用して、メインとしたい被写体が、大きく露出を外したデータにならないように撮影することが大事です
【ハイキー+ボケ】でゆるふわ感アップ
ハイキーな写真を撮る際に、やってみてほしいことがあります
それは、
メインとなる被写体だけにピントが合うように、絞りを開放にして(F値を下げて)、露出を+補正にして撮影してみましょう
この時、カメラの設定は
【絞り優先モード】で【F値は小さく(開放に)】して【露出を+補正】
するのがおすすめ
注意⚠️
✔シャッタースピーが1/60ぐらいで手振れの可能性がでる
✔ISO感度が上がりすぎた時はノイズがでる(ざらつきが出てしまう)
絞り優先モード(AやAvでカメラでは表示されます)でF値を決めて露出補正するとき、カメラの動きは下の表のようになります
①ISO感度を固定して露出補正を行うと、カメラが自動でシャッタースピードを設定して明るさが調節されます
露出補正 | 画像 | F値 | シャッタースピード | ISO感度 | 注意 |
---|---|---|---|---|---|
+にすると | 明るくなる | 自分で設定した値 | 遅くなる | 自分で設定した値 | 手振れ |
-にすると | 暗くなる | 自分で設定した値 | 早くなる | 自分で設定した値 | 特になし |
②ISO感度をオートにして露出補正を行うと、ISO感度が優先で明るさが調整されます
露出補正 | 画像 | F値 | シャッタースピード | ISO感度 | 注意 |
---|---|---|---|---|---|
+ | 明るくなる | 自分で設定した値 | ISO感度で補正できなくなったら 遅くなる | 優先的に上がる | ノイズ、手振れ |
- | 暗くなる | 自分で設定した値 | ISO感度で補正できなくなったら 早くなる | 優先的に下がる | 特になし |
編集で、ハイキーな写真に仕上げるポイントを紹介
ハイキーな写真に仕上げるポイント
- 露光量を大胆に上げる
- 露光量を上げると、白く飛ぶところが出てくるのでハイライトやコントラストを下げて調整する
*コントラストを下げれば、ふんわり感UPの効果も
実際に、このデータをハイキーにしてみます
朝露でぬれる雑草を逆光で撮っています
雑草でもきらきらと輝いていてきれいですよね、癒されますよね(´▽`*)
これをもっと幻想的なふんわり写真に仕上げていこうと思います
手順はこんな感じです
②コントラストとハイライトを下げる
③ホワイトバランスの調整
の順に編集していきます
さらに、コントラストもやや下げてふんわり感を出します。
早朝でしたので、やや寒色気味(青が強くなるように)にホワイトバランスを調整して爽やかさを出してみました。
✓露光量を上げたらハイライトを下げるを忘れないように
最終イメージはこんな感じです↓
『ハイキー』+『玉ボケ』でコントラストも下げているのでゆるふわ感Up!
こんなどこにでもある雑草がこんなにもエモくなるとは(‘ω’)ノ!
まとめ
✓逆光での撮影は、メインとなる被写体の露出に集中
✓ハイキーな写真+玉ボケで日現実感がアップ!
✓編集では露光量を思い切って上げたら、ハイライトを下げる
✓ホワイトバランスでより印象的な仕上がりにできる
ハイキーな写真について説明しました
ぜひ、『ハイキーでエモい写真』を楽しんでみてください!
お気に入りの写真が撮れたら、ぜひ写真パネルやプリントなどデータから形にしてみてくださいね
最終的なゴールがあれば撮るモチベーションも保てるし、カメラがどんどん楽しくなっていきますよ!
この記事は、これで終わりになります
最後まで読んでいただきありがとうございました
ゆっくりですが、記事の更新を続けていきますので、次の記事も読んでもらえると嬉しいです
では、また次の記事で(‘ω’)ノ
状況をよく観察して、想像を膨らませて撮るようにすると個性がでます