風景写真を楽しんでいる人は、必ずと言っていいほど持っている、望遠レンズ
でも、その魅力を知らない人は結構います
私も、望遠レンズの魅力を知ってから、カメラがとても楽しくなってきています!
例えば、こんな雑草だらけの場所があるとします
雨の濡れた感じが素敵だったので撮りたいと思ったときに、望遠レンズがあればこんな感じで作品を撮ることができるんです
焦点距離は200mm(35mm換算)
手前に咲くハルジオンを前ボケに、形の好きな葉をメインに撮影すると・・
この記事を読んで、望遠レンズの魅力を確認してみてください
そして、無限にある景色の中から最高に好きな一部を切り取ってみてください
風景写真の世界が変わります!
『焦点距離200㎜』ってどんな感じ?
下に貼ったのは、同じ位置から撮影しています
35mm換算(フルサイズセンサー搭載のカメラ)で
① 28mm、② 70mm、③ 150mm、④ 200mmの画像です
Answer
✔主題がはっきりしている
・③150mm、④200mmは、余計なものが排除されて、主題の白樺に目線が行きやすくなっています
・望遠で撮ることで、手前のススキがボケて、自然と白樺に目が行きます。
✔遠近感がある
・前景がボケていることで、白樺がより遠いところにあることをイメージさせます。
一眼デジカメは望遠側が強い
望遠で撮る写真は一眼デジカメが圧倒的に強い
一眼デジタルカメラに搭載されている撮像センサーは、スマホについているものよりもはるかに大きいです
スマホカメラでズームした写真は、画像の粗さが出てきて、解像感も低下したものになってしまいます
これから、どんどん性能が良くなってきたり、ソフトウェアで解像感を補正できたりするかも?ですが、手軽にできるのは、まだ先の話だと思います
一方、一眼デジタルカメラでは、望遠で撮る景色を、解像感を残したまま、高画質に撮ることができます
景色の一部を望遠で切り取ろうと思ったときに、スマホで切り取るのと、一眼デジタルカメラで切り取るのでは比べ物にならないくらい、一眼デジタルカメラが強いです
広角で撮る写真はスマホも強い
実は、日中に広角でとるならスマホカメラが全然使えます
これは、広角レンズ+小型の撮像センサーにより、広い範囲+パンフォーカスな写真が撮れるからです
日中に、広角で撮る風景写真なら、スマホでもかなりきれいに撮れてしまうので、
「一眼デジタルカメラじゃなくてもいいじゃん」って、思ってしまうことがありますね
一眼デジタルカメラを使っているんだけど、どこか見慣れた写真になってしまったり、あえて一眼カメラをバックから出して使うのが億劫になって、「スマホでいいや」ってなる理由は、ここにあるのかもしれませんね
歪がない写真が撮れる
写真を撮るうえで、注意することの一つに『歪』があります
広角レンズのように焦点距離が短いと、フレームの端が大きく歪ます
スマホで記念写真を撮ったら、「画像の端にいる人の顔が歪んじゃった( ;∀;)」なんてことがあると思います
歪を生かした遠近感のある写真は、インパクトがありますが、テーブルフォトや、物撮り、ポートレートでは歪がマイナスなイメージになってしまうことがあります
歪が少なく、より自然に撮影するには望遠レンズが必要です
少し離れて望遠で撮ると歪が少ない写真が撮れます
自分の好きな景色だけを持ち帰るような感覚で撮る
望遠レンズでは、自分の好きなところだけを切り取れるというメリットがあります
望遠レンズを持っていれば、同じ場所でもいろいろなパターンで、好きなところだけを切り取れるのが良いですね
感動した場面を高画質で切り取れる望遠レンズは、撮っていてとても楽しいです
好きな景色を持ち帰る感覚で撮ると、後で見返すのもすごく楽しいので、「またここに行ってみたいな~」とか、「違う時期の景色も撮ってみたいな~」という写欲が湧いてきますよ。
とにかく、望遠レンズは撮っていて楽しい!
望遠レンズで個性を出す
焦点距離200mm(35mm換算)で撮った写真たち
好みは人それぞれです!
望遠レンズで切り取った写真は、撮影者の好きなところだけを切り取るので、個性が出やすいのではないでしょうか
オリジナルな作品を撮る簡単な方法=望遠レンズで撮る
同じ場所で撮ってるのに、「あの人はこういう切り取り方をしたんだ~」っていうように、全く違った作品として出来上がることもあります
望遠レンズで自分の個性を最大限に出してみては?
望遠ズームレンズがおすすめ
望遠レンズは、単焦点レンズとズームレンズがありますが、ズームレンズをお勧めします
ズームレンズのメリット
・レンズの交換をする手間が省ける
・荷物が減る
・細かく画角を調整できる
・高倍率ズームレンズがあれば立ち位置を変えなくてもいい
私が愛用しているレンズは、大きさや重さを気にすることなく使用できて、しかも焦点距離が28mm~200mmまで使えるTAMRONの高倍率ズームレンズです
TAMRON:28-200mm F/2.8-5.6 Di Ⅲ RXD(SONY E)
作品のほとんどを、α7(フルサイズミラーレス)に、TAMRONの28-200mmをつけて撮影しています
フルサイズ機で200mm、APS-C機であるα6000シリーズでは、300mmの望遠効果があります
- 2023.5月現在、中古価格が8万円前後とフルサイズ対応のレンズとしては低価格帯のレンズ
- キットレンズを買うよりも、TAMRON 28-200mmを1本買う方が圧倒的にお得なので最初の一本としてもおすすめ
重量は600g弱(カタログ上では575g)、大きさは手のひらに余裕で乗るぐらいの大きさです
持ち運びが楽で、いろんな作品を作れるこのレンズは、初心者の方にもおすすめできるレンズです
まとめ
- 一眼デジカメを使うと望遠側を高画質に撮れる
- 歪がない写真が撮れる
- ボケを取り入れた写真を撮るのが楽しい
- 自分の好きな景色だけを持ち帰るような感覚で撮ると楽しい
- 高倍率ズームレンズがおすすめ
望遠で撮る写真は自分の好きなところだけを切り取ることができるので、今日は条件悪いな~っていう時や、絶景ポイントに足を運べないときでも撮影を楽しむことができます
まだ、望遠での撮影をやったことがない方はぜひ試していただきたい!
望遠レンズでもっと自然写真の魅力を深く感じることができると思いますよ
これで終わりになります
最後まで読んでいただきありがとうございました
ゆっくりですが、記事の更新を続けていきますので、次の記事も読んでもらえると嬉しいです
では、また次の記事で(‘ω’)ノ