TAMRON28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD はソニーEマウント用のレンズです
SONY α7シリーズ、α6000シリーズに付けて使用することができます
2023年5月現在、Amazon価格で新品価格が9万円弱、中古価格が約8.5万円という、フルサイズ対応の高倍率ズームレンズとしては価格の抑えられた一本となっています
28-200mmまで撮れるってすごい!と思ったので発売前から予約して購入し、発売日(2020.6.25)から使用しているレンズです。このレンズが、私の脱標準レンズの初めの一本。レンズでこんなにも写りが変わるんだー!って実感したのを覚えています。撮影枚数は、約13,000枚。ほぼこのレンズ1本で撮影を楽しんでいますよ。
この記事を読んで、28-200mmという高倍率ズームレンズの魅力を知っていただければ幸いです
1本のレンズでコスパよく楽しみたい!と思っている方には最高のレンズですよ
話がそれますが、自然の中でコーヒーを淹れて飲むというのも、自然写真を撮る楽しみの一つですよね。今後も自然の癒しを伝えられるような動画をゆる〜く撮っていきますので、Youtubeもよろしくお願いします。
Sony α7+TAMRON28-200mm F/2.8-5.6で動画を作成してみましたので、こちらも参考にしてみてくださいね。画角が28mm〜200mmということでいろいろなシチュエーションで撮ることができて、ボケ感も好きなので使っていいてすごく楽しいレンズです。
TAMRON28-200mm F/2.8-5.6はシンプルなデザインでコンパクト
トマト缶ぐらいの大きさ
レンズの長さは、レンズキャップ(フロント、リア)を付けると、約135mm、キャップを外すと約120mm
望遠側では全長約200mm、それでも片手に乗るサイズ感です
重さは、約600gです
ネットでの購入を考えている方の参考までに、家にあるもので大きさのイメージがしやすいのが「トマト缶」でした
持った感じの太さはほとんど同じ
ご購入前に、家にトマト缶があったら持ってみてください
おおよその大きさのイメージがつかめると思いますよ
よりコンパクトで無駄のない設計のフルサイズ機のSony α7に付ければ、その特徴を最大限に生かすことのできるレンズですね
レンズフードは花形です
Sony Eマウント用なので、もちろんα6000シリーズ(APS-C)にも使えますよ
フィルター径は67mm
TAMRONのレンズは、フィルター径が67mmのラインアップが豊富です
- フィルターを使いまわせてお得!
- 意外と手間のかかるステップアップ、ステップダウンリングが不要!
例えば、フィルターの中でも使用頻度の高いPLフィルターをレンズによって複数枚用意するのって、結構お金がかかってしまいますよね
ステップアップリングや、ステップダウンリングを使用するのも手間がかかります
TAMRONのレンズを複数本運用していれば、フィルターは種類ごとに一枚持っておけば、使いまわしがききます
今後、複数本のレンズで運用したい方であれば、TAMRONのレンズでそろえていくのもありですね
大口径超広角ズームレンズ
17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)
大口径標準ズームレンズ
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)
高倍率ズームレンズ
28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)
大口径望遠ズームレンズ
70-180mm F/2.8 Di III VXD(Model A056)
望遠ズームレンズ
70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)
超望遠ズームレンズ
50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A067)
M1:2 単焦点レンズ
20mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F050)
24mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F051)
35mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F053)
結論、『これからカメラを長く楽しみたい。でも初期費用はなるべく抑えたい。』という方でしたら、α7Ⅱ+TAMRON28-200が最高にコスパの良い選択だと自信をもっておすすめできます。写真撮影がメインのため手振れ補正がなくてもいいという方は、私のように、初代α7やα6000に付けても十分に楽しめますよ。
手持ちでの動画撮影を視野に入れている方であれば、手振れ補正があったほうが絶対に良いので、ボディ内手振れ補正が使える機種との併用をおすすめします。
ズーム域は35mm換算28mm~200mmまで
ズームは35mm換算で28mmから200mmまで、α6000シリーズ(APS-C機)では、42mm~300mmまでの焦点距離を使用できます
森の中で、印象的な倒木を見つけたので撮影してみました
撮影は、1/5sec f/13 ISO100
手持ちで1/5secというシャッタースピードではブレてしまうので三脚を使用しています
この景色の真ん中あたり、枝が入り組んだところをねらって撮ると・・・
ごちゃついている景色から、自分の好きな部分だけを切り取ることができます
28mmと200mmの距離感は上の作例のような感じです。雑多な森の中でも印象的な一部分にフォーカスして撮ることができます。これがすごく楽しくて、自然撮影をする醍醐味だと思っています。
自然を撮影したいなら持っていて損はないレンズだと思いますよ。
最短撮影距離は0.19 m(WIDE)/0.8 m(TELE)
最短撮影距離は0.19 m(WIDE)/0.8 m(TELE)なので、かなり寄れるレンズになります
実際は、28mmでこんなに近くでもピントが合います
撮影するとこんな感じ
撮影は、28mm 1/320sec f/5.0 ISO100
寄れるので、このように被写体をダイナミックに写すことができます
外観
質感はさらさらとした手触りで、マットブラックというような感じです
ズームリングはラバー製で、細い溝がたくさん刻まれているので、多少の水滴がついても滑りにくく、スムーズに回すことができます
カメラとのマウント接触部分はシルバーで装飾されています
とてもシンプルでコンパクト!
どなたでも、どんな環境においても使いやすいです。例えば、幼稚園や小学校の行事でも、主張しすぎることなく使用できます。私も実際に子供の行事でたくさん使用していますよ。
ズームロック、防塵防滴機能があります
持ち運び時に鏡筒が伸びないように、ロック機能がついています
屋外での使用を考慮し、レンズ鏡筒の可動部、接合部の各所に防滴用のシーリングを配する簡易防滴構造が施されています
デメリットもあります←必ず読んでね
- 手振れ補正機能がない
- 俯瞰撮影をするとき、勝手に鏡筒が伸びる
- 対逆光性能が劣る(フレアが出やすい)
手振れ補正機能がない
手振れ補正機能がないので、私のようにボディ内手振れ補正がないカメラを使用していると不便な時があります
室内での手持ち撮影では厳しいことが多く、どうしてもISO感度を上げての撮影になってしまいます
また、今は動画の時代!
動画を手持ちで撮ってみましたが、手振れしてしまいかなり扱いにくかったです
室内での手持ち撮影が多い方、手持ちで動画を撮りたい方には、高感度性能の高いα7Sシリーズやボディ内手振れ補正があるα7Ⅱ以降、α6600、α6500などと一緒に使用することをおすすします
俯瞰撮影をするとき、勝手に鏡筒が伸びる
これは、最初からだったのか経年劣化でそうなったのかがはっきりしませんが、私の持っているレンズは真下に向けた時に勝手に鏡筒が伸びてしまいます
ズームリングを軽い力で回せるが故のデメリットだと思います
レンズを真下に向けた撮影をしたい時、28mmの時はロック機能があるので大丈夫ですが、ズームで使用したいときは、勝手に鏡筒が伸びてしまい目的の焦点距離で撮影することができません
物撮りを真上から撮影したいという方には不便に感じると思います
俯瞰撮影をするときは養生テープなどで固定して撮影する必要がありますね
対逆光性能が劣る(フレアが出やすい)
逆光ではフレアやゴーストが出やすいです
これは、写りの好みなので全く気にならない人もいれば私のようにデメリットに感じてしまう人もいるかもしれません
作例 ; Sony α7+TAMRON28-200mm F/2.8-5.6
F値がf/2.8ってどんな写りなの?
f/16とf/2.8を比較すると
f/2.8では、被写界深度はかなり浅くなり、ボケの量が多くなっています
ピントが合った部分に自然と目線が誘導されるのがわかると思います
これがf/2.8のボケ感です
また、開放にすることで光を多く取り入れることができるため、1/1000secの早いシャッタースピードで撮ることができました
この作例では、背景をぼかすことで柔らかい印象に撮ることができ、光が玉ボケになってちょっとしたアクセントになってくれましたね
開放にすれば初心者の方でも柔らかい雰囲気の写真が撮れるので、f/2.8まで開放にできるTAMRON28-200はお勧めです。
この作例では、絞り込んだf/16の写真が好きな人がいると思います。
f/16では背景が何なのかがわかるので、その情報から、路地裏でひっそりと咲いている紫陽花っていうことを伝えることができますよね。
f/2.8で撮った他の作例も参考にしてくださいね
f/4.0~f/8.0
絞り羽は7枚(円形絞り)
一部分だけにピントを合わせ、F値を調整すればきれいな玉ボケを撮ることができます
↓こちらは、朝露のついた雑草を逆光で撮った写真です
f/9.0~f/13
f/14~
F値を絞り込んで、逆光をうまくとらえることができれば、このようにギザギザが特徴的な光条を撮ることができます
α6000(APS-C)でも使えます!
センサーサイズがAPS-Cのα6000シリーズでも使えます
というか、あえてAPS-Cと組み合わせることでもっと寄れるレンズになります
よりコンパクトで持ち運びが楽な組み合わせになりますね
この組み合わせなら、小さいバックにも入りますし旅先でのスナップに最適ですよ
α6000シリーズ(APS-Cサイズ)では、焦点距離は42mm~300mm相当になるので、広角側は狭くなるので注意してください。300mm相当までズームできるので、野鳥の撮影や動物園での撮影をよくする方には便利かもしれませんね。
では、α6000で撮った作例をご覧ください
TAMRON28-200スペック
仕様
焦点距離 | 28-200 ㎜ |
明るさ | F2.8-5.6 |
画角 | 75°23’-12°21’ フルサイズミラーレス使用時 |
レンズ構成 | 14群18枚 |
最短撮影距離 | 0.19 m(WIDE)/0.8 m(TELE) |
最大撮影倍率 | 1:3.1(WIDE)/1:3.8(TELE) |
フィルター径 | 67 mm |
最大径 | 74 mm |
長さ | 117 mm |
質量 | 575 g |
絞り羽根 | 7枚’(円形絞り) |
最小絞り | F16-32 |
対応する機能
・ファストハイブリッドAF
・瞳AF
・ダイレクトマニュアルフォーカス (DMF)
・カメラ内レンズ補正 (周辺光量、倍率色収差、歪曲収差)
・カメラによるレンズ本体ファームウェアアップデート
AF性能
静かな駆動です
速さ、精度は普通だと思います
α7、α6000との相性はまずまずといったところ
子供を撮るときは、α6000で撮ることが多いですが、コンティニュアスAF(AF-C)との相性が良く、しっかりとピントが合ってくれます
ただ、より精密なピント合わせが必要であれば、ボディは上位機種を選択する必要があるかもしれません
MTF曲線
MTF曲線は、レンズの性能を評価する指標の一つです
数値化すると説得力がありますよね
ただ、MTF曲線で自分の好みのレンズかどうかを判断できるわけではないので参考程度に留めてくださいね
TAMRON28-200のMTF曲線はこのようになっています
アップデート情報
最新バージョンはVer.3です
Ver.3 | 星空や夜景撮影時などの長時間露光の際、画面右端にノイズが発生する現象を改善します。 |
Ver.2 | AF-S時、まれに合焦していないにもかかわらず合焦マークが点灯し、AF動作が停止してしまう現象を改善します。アップデート済シリアルナンバー:017651~ |
アップデートされていない方はこちらからできます
TAMRON28-200はいろんな場面で活躍してくれる高コスパなレンズ
自然をモチーフに撮影をしたいという方にはめちゃくちゃお勧めのレンズです
F2.8では星空撮影ができたり、どこにでもあるような草花を浅い被写界深度で写すことで、実際の見た目とは異なるイメージを作り上げることができます
コンパクトなので、持ち運ぶ際もかさばることはないので、旅先でのスナップ撮影にも向いています
また、28mmから200mm(APS-Cでは300mmまで)カバーできるため、作品の幅が広がります
望遠で撮る写真は楽しいですよ
価格も7万円程度なので、最初の1本としてコスパの良いレンズですよね
結論、『これからカメラを長く楽しみたい。でも初期費用はなるべく抑えたい。』という方でしたら、α7Ⅱ+TAMRON28-200が最高にコスパの良い選択だと自信をもっておすすめできます。写真撮影がメインのため手振れ補正がなくてもいいという方は、私のように、初代α7やα6000に付けても十分に楽しめますよ。
手持ちでの動画撮影を視野に入れている方であれば、手振れ補正があったほうが絶対に良いので、ボディ内手振れ補正が使える機種との併用をおすすめします。
28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)“>TAMRON28-200をチェック
まとめ
- シンプルなデザインでコンパクト
- いろんな場面で役立ち高コスパ
- 高感度性能の高いα7Sシリーズやボディ内手振れ補正があるα7Ⅱ以降、α6600との相性が良い
- ズームリングが軽いため、真下に向けると鏡筒が伸びてしまう