自然の一部をシンプルに切り取ることでアートな作品が作れます
これがものすごく楽しいので、飽きずに楽しく撮影ができて、必ず写真上達につながります
私は、シンプルに撮ることを意識してから、写真を撮ることがぐっと楽しくなりました。
カメラ初心者の方が、作品作りをするためのファーストステップとしておすすめですよ!
写真作品の幅を広げたいと思っている方や、写真作品を作成する最初のステップを目指す方に向けて、シンプルでアートな写真の撮り方を全力で書いたので、ぜひ読んでいただきたいです
美しい、きれい、おもしろいと思ったものを、シンプルに写真表現することで、ストレートな写真表現ができるかもしれませんよ!
では、シンプルでアートな写真の撮り方について解説していきますね
どうしてシンプルに切り取るの?
写真には、ほとんどの場合、主題となる要素があります
美しさや、おもしろさ、雄大さを感じたものを主題として構図に配置することで、
撮影者の想いを伝えることができます
撮影者の想いをストレートに伝えるためには、主題を邪魔をする要素がないことが重要
邪魔なものは写さないようにする。これが写真上達のカギ。
私は、シンプルな写真にすることで、より撮影者の想いをストレートに伝えることができると考えています。
シンプルな写真はあっさりしすぎて面白くないという意見があるかもですが大丈夫です
考えて考えてあえて、シンプルに撮影するのです!!
ミニマリズムの思考を写真に取り入れてみる
シンプルで作品性の高い写真を撮るうえで、参考にしたいのが『ミニマリズム』という考え方
ミニマリズムとは、
完成度を追求するために、装飾的趣向を凝らすのではなく、むしろそれらを必要最小限まで省略する表現スタイル
wikipedia
アートの世界では、形、色、線、質感など、限られた要素によって表現されるもので、
時に抽象的で主観的な作品もあります
この考えを写真に落とし込んだものをミニマルフォトといいますね
ミニマルフォトのように、極力無駄を省いた写真を目指していきたいですね
写真はもちろん、心もシンプルにしてみるといいかもしれません。
『直感を信じて、いいなと思ったものを必要最小限に切り取る』を意識しながら撮影することが大事です。
この後は、シンプルでアートな写真を撮るための5つのステップを解説していくのですが、
その前に
まずは、基本を確認しておきましょう
撮影の基本をもう一度チェック
3分割構図について
シンプルな写真をねらって撮る際には、基本をしっかり覚えておく必要があります
なぜなら、写真を構成する要素が少ないので、構図のバランスはとても重要になります
そういう意味で、まずは、安定感のある3分割構図をしっかり理解しておく必要があるのです
上の写真では、メインとなる被写体(黄色の落ち葉)に注目してもらいたかったので、左上の交点付近に配置しました。ほかの落ち葉はボケで目立ちにくいようにしています
【3分割構図】・・・画像を縦と横を3分割にして、その交点付近に被写体を配置する構図
シンプルな写真を撮るうえでは3分割構図がとても使いやすい
自由な表現をしたい!
と言っても、自然をモチーフにする場合、まずは、安定感のある構図に整えてあげることが重要です
迷ったら3分割構図にすることをおすすめします
水平垂直
水平垂直にすることもとても大事になってきます
これは、違和感なく見てもらうため
人は、傾いているものに敏感で、無意識のうちに補正しようとする性質があるので、
傾いている写真をみると違和感を覚えてしまいます
下の写真のような感じです
なので、水平垂直はしっかりと意識しましょう
次に、撮り方について、5つのステップを解説していきますね
撮り方について、5つのステップ
自分の感性に任せた被写体選び
その時の気分で、好みの被写体が変わっていたとしたら面白くないですか?
同じ場所に撮影に行っても、「撮りたいな」と思う被写体は、その日の気分や天候によって変わります。そんな時に、自然写真っておもしろいなと思うわけです(^^)
考えすぎずに素直な気持ちで被写体選びをしてみましょう
たまには、ここで撮る、とか、こんな感じの作品をイメージしている、みたいな考えを捨ててみるのもいいんじゃないでしょうか?自然と触れ合う中で、直感的に「イイ!」と感じるものをメインの被写体にしてみると、自分でも意外な作品が撮れるかもしれませんね
これでシンプルな心で撮る準備はできましたね!
次はカメラのフレーミングについて解説していきます
とことん省く
シンプルな心で被写体を見つけたら、次はフレーミングを考えます
メインとなる被写体を目立たせるために、
シンプルな構図と余計なものを徹底的に省くのがポイントです
省くためには、
フレーミングを考えるときのポイント
- 被写体に近ずく・・カメラを近づけたり、望遠レンズを使う
- ポツンを見つける・・頑張る
被写体に近づくと、余計なものが省けます
近寄れないときは、望遠レンズを使えばOKです
もう無理(; ・`д・´)!!ってとこまで大胆に余計なものを省いてフレーミングしてみてください
フレーミングを考えるときに、余白の取り方が重要になるのでこの後に説明しますね
余白は大胆に大きく
シンプルな写真を撮るうえで余白がとても重要な要素になります
余白はネガティブスペースとも呼ばれますね
ネガティブスペースを多く取り入れることで、被写体に目線を誘導させる効果がありますし、
上の写真のように、ネガティブスペースを主題とする方法もあります
ネガティブスペースで、主題の存在感をぐっと印象付けたり、広い空間を意識させたりできます
上の作例では、朝焼けのグラデーションが「イイ!」と思ったので、
主題になってます。
季節感が伝わればいいなという感じで、下の方に雪山を配置しています。
- ネガティブスペースを多く取り入れ被写体に目線を誘導させる
- 主題の面積よりも広いネガティブスペースがあっても全然OK
- 時にはネガティブスペースを主題に
線を積極的に取り入れる
線を見つけたら、積極的に取り入れてみるのが良いと思います
例えば、
木の枝や表面の模様
岩の模様
葉脈
氷の模様
水の波紋
影
山の稜線
自然界では、いろんな線があるので、よく観察してみてください
それだけで、とても面白い被写体になります
線を被写体にするときは、フレーミングの中で、中途半端な途切れ方をしないように意識しています。こういう細かいところは、もっと経験を積んで上達していきたいところです。
色の配置を工夫をしてみる
色にこだわるなら、補色を利用してみるといいです
補色・・色相環で対にある色
でも、自然界では補色の関係にある場面ってあんまないよっ!って思ったのでいろいろ調べてみました
行きついたのは、無彩色である、白、黒、グレーをうまく組み合わせること
無彩色に合わない色はほとんどないようなので、白+〇色、黒+〇色といった感じで合わせていく
といいと思います
自然の中で補色の関係にある場面は、なかなか見つからないですが、宝さがしをするような感覚で楽しんでみてくださいね。
まとめ
- 心もシンプルに!直感を信じて被写体を選ぶ
- 必要最小限に切り取る
- 3分割構図と水平垂直で安定感を出す
- ネガティブスペースを大胆にとる
- 線は立派な被写体になる
- 色にこだわるなら補色や、無彩色(白、黒、グレー)を利用
あえてシンプルに切り取ることが、必ず写真の上達へつながります
その次のステップとして、主題をもっとよく見せるための要素を加えていく
これが写真上達のステップとして大事です
この記事を読んで、シンプルでアートな写真が撮れた日には、コメントを頂けると嬉しいです(*^^*)!!
この記事は、これで終わりになります
最後まで読んでいただきありがとうございました
ゆっくりですが、記事の更新を続けていきますので、次の記事も読んでもらえると嬉しいです
あと、私の作品はMy Galleryにてご覧いただければ嬉しいです
では、また次の記事もよろしくお願いします(‘ω’)ノ